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【わが社のオキテ】社長がアポなし“ラブコール”…内定通知手渡しで辞退者ゼロ、入社後もモチベーションアップ

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【わが社のオキテ】
社長がアポなし“ラブコール”…内定通知手渡しで辞退者ゼロ、入社後もモチベーションアップ

〝サプライズ〟で自宅で直接、須田健太郎社長(左)から内定通知書を受け取った高山郁代さん(中央)

 就職活動は恋愛に似ているといわれる。恋人同士がそうであるように、企業と就活生にとって互いがひかれ合う関係が欠かせないからだろう。訪日旅行事業などを手掛けるフリープラス(大阪市北区)は採用選考に合格した学生らに対し、社長が自ら突然、自宅などを訪れ、内定通知書を手渡す“サプライズ”を提供している。内定通知書には一人ひとりの採用理由やどんな活躍を期待しているかが記されている。熱烈ラブコールは入社後のモチベーション維持にもつながっているようだ。

 “アポなし”訪問

 「びっくりしましたよ」

 昨年入社し、管理本部で経理を担当する高山郁代さんは、あのときのことが忘れられない。面接の2時間後に自宅にいると、内定通知書を持った須田健太郎社長と採用担当の澤田奈々江さんが突如、“アポなし”で訪問してきたのだ。

 「いきなり社長が家に来るとは。何が何だか分からなかった」という高山さんはもちろん、一緒にいた高山さんの母親も突然の出来事にあっけにとられた。

 内定通知書には、面接の際に話した宇宙やモールス信号のことなどが書かれ、社長が自分のことをしっかりと見てくれていたんだと感じた。

 「自分にとっても、母親にとっても、最高の思い出になった。胸がじーんとして、この会社で頑張ろうと思ったし、今も仕事が楽しい」と高山さん。もらった内定通知書は母親が額縁に入れて飾っているという。

 人生に残る思い出を

 平成19年6月、須田社長が22歳で立ち上げたフリープラスの理念は「人生に残る思い出をプレゼントする」。“内定サプライズ”も、その理念に沿ったもので、「入社前に抱いた高い志や熱い思いを忘れないでほしい」との思いも込め、20年7月に初めて行った採用選考から続けている。

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