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38万個販売・中国製アイスからカビ 「異物混入」理由に回収 大阪の食品会社

業務用アイスクリームなどの食品輸入販売会社「アンジュ・ド・バージュ」(大阪市福島区)が販売した「まるごと苺アイス」から昨年12月、カビが検出されていたことがわかった。同社は販売先に対し、カビの検出を明かさずに異物混入を理由に回収。「販売先に心配をかけたくなかった」と釈明している。
「心配かけたくない」ので隠す
商品は中国製で昨年8月に約50万個を仕入れ、全国の飲食店など約800店に約38万個を販売。11月に兵庫県の飲食店に指摘され発覚した。回収できたのは約7万個だった。カビは毒性を持つ疑いがあるが死滅していると鑑定され、健康被害の可能性は低いと考えたという。
同社では昨年9月にも別の商品からカビを検出したが、回収理由を伏せていた。健康被害の報告はないという。