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【関西の議論】まるで出来レース? 公明「方針大転換」 維新と密約、官邸の思惑…都構想と憲法改正で裏取引あったのか

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【関西の議論】
まるで出来レース? 公明「方針大転換」 維新と密約、官邸の思惑…都構想と憲法改正で裏取引あったのか

法定協議会で大阪都構想の協定書案(設計図)が採決され、大阪維新の会と公明党の賛成多数によって承認された=1月13日午後、大阪府庁

 橋下氏と松井一郎大阪府知事は6選挙区のうち大阪3区と16区でそれぞれ出馬を検討した。だが、結局2人は立候補を見送った上、6選挙区にも候補者を立てず、公明との対決を回避した。

 この不可解な動きによって当時、6選挙区に維新が対抗馬を立てないことと引き換えに、公明が都構想実現に協力する-という内容の密約が結ばれたとの憶測が生まれた。

 両党は明確に否定したが、公明の方針転換を受けて「疑惑」が再燃した。

憲法改正へ公明牽制

 住民投票実施への協力は、従来の公明の主張との食い違いが大きく、支持者の不信を招く恐れがある。統一選が間近に控える中、リスクを背負ってまで方針転換した理由は何だったのか。まことしやかにささやかれるのは、首相官邸が公明と維新の双方に働きかけたとする説だ。

 維新関係者はこう見る。安倍首相が意欲をみせる憲法改正の発議には衆参両院の3分の2以上の賛成が必要。自民の議席だけでは足りず、他党の協力が不可欠だ。連立政権を組む公明とは憲法9条などの憲法観や安全保障政策をめぐって距離があり、官邸サイドにとって〝アキレス腱(けん)〟となっている。

 そこで、方向性でおおむね一致する維新との関係を強化し、「維新と組めば、いつでも連立を解消できる」というメッセージを暗に示すことで公明を牽制。政権中枢から離れたくない公明がしぶしぶ折れたという見方だ。公明関係者も「官邸が公明と維新をてんびんにかけているのは明らかだ」と語る。

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