産経WEST

閉鎖した「大津びわこ競輪場」の維持費に毎年2500万円支出 ようやく跡地利用検討へ

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


閉鎖した「大津びわこ競輪場」の維持費に毎年2500万円支出 ようやく跡地利用検討へ

巨大なスタンドなどが残る大津びわこ競輪場。閉鎖後も跡地利用が決まらないまま毎年2500万円の維持費がかかっている

 経営不振を理由に平成22年度末に大津市が閉鎖した「大津びわこ競輪場」をめぐり、施設の維持費として市が年約2500万円を支出し続けていることが9日わかった。施設解体には10億円かかると見込まれることもあって、閉鎖後4年近くたっても利用策は決まらないまま。市は来年度、跡地利用の基本方針を策定する方針だが、財政は厳しく先行きは不透明だ。

 大津びわこ競輪場は、滋賀県と大津市が共同で昭和25年4月に開設。その後、市の単独運営となり、G1競走「高松宮記念杯」が人気を呼ぶなどしてピークの平成9年度には約493億円を売り上げ、市財政を潤した。しかし、若者のギャンブル離れなどから売り上げは激減し、市は22年度に事業を廃止。最終的な累積赤字は34億円にのぼった。

 現在は、6万5千平方メートルの敷地に国内最大級のバンク(競走路)やスタンドなどが残る。競輪選手の練習などに一時的に使用されることはあるが、一般の利用は認めていない。

 市によると、土地は都市計画法上「公園」と規定され、鉄筋3階建て以上の建物の建設は原則として認められない。施設の解体だけでも10億円以上かかると見込まれ、跡地利用の議論は行き詰まっている。

「産経WEST」のランキング