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名誉毀損でヤフーに情報開示命令 慰謝料30万円支払いも 神戸地裁

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名誉毀損でヤフーに情報開示命令 慰謝料30万円支払いも 神戸地裁

 インターネットの「Yahoo!ブログ」で名誉を毀損されたとして、兵庫県芦屋市在住の男性が、損害賠償を請求するためブログ発信者の情報開示とブログの記事の削除などをプロバイダーのヤフー(東京都港区)に求めた訴訟の判決が5日、神戸地裁尼崎支部であった。大西忠重裁判長はヤフーに発信者情報の一部開示と記事の削除、記事の削除要請に応じなかったことに対する慰謝料30万円を支払うよう言い渡した。

 大西裁判長は「(男性が)情報開示を受ける正当な理由がある」としながらも、ヤフーが発信者の氏名や住所などの情報を持っている証拠はないとして、発信者のメールアドレスやインターネット上の住所である「IPアドレス」などの開示が限度とした。また、「名誉が違法に侵害されていることは明白」と指摘、記事の削除を認めた。

 判決文によると、男性は資産運用セミナーを開催。しかし、平成20年10月、氏名不詳のブログ開設者が、男性の実名をあげ、男性が悪徳商法を行う詐欺師であるなどと記載したネット上の掲示板の投稿履歴をブログに貼り付けた。男性は25年10月にヤフーに記事の発信者情報の開示と投稿記事の削除を求めたが、ヤフーが応じなかった。

 ヤフー広報室は「詳細を確認していないので、コメントは差し控えたい」としている。

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