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琵琶湖大橋は有料?無料? 議論まとまらず 滋賀県、今年度中に方針決定

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琵琶湖大橋は有料?無料? 議論まとまらず 滋賀県、今年度中に方針決定

 琵琶湖の東西両岸を結ぶ「琵琶湖大橋」(滋賀県守山市今浜町-大津市今堅田)の料金徴収の是非を議論する研究会が4日、大津市内で開かれた。徴収を継続するか無料化に踏み切るか意見が分かれたため、研究会は結論を出さず、双方のメリットとデメリットを併記した報告書をまとめることにした。滋賀県は報告内容を参考に、今年度中をめどに方針を決める。

 研究会は、有識者や経済団体、橋の両岸に当たる守山、大津両市などで構成。琵琶湖大橋の料金徴収のあり方について「再考すべきだ」とした包括外部監査結果を受け、昨年8月以降、議論を重ねてきた。

 琵琶湖大橋は現在、普通車1台当たり200円の通行料金を徴収し、橋の工事費や維持管理費などに充てている。橋を設置・管理する県道路公社の借金残高は63億6千万円程度で、公社が蓄える損失補填(ほてん)引当金(111億3700万円)を充てれば、一括償還が可能だ。

 しかし、料金を無料にすれば、継続して必要な維持管理費の財源を新たに確保しなければならず、他の道路の整備への影響も懸念される。

 これまでの議論では、主に経済関係者が「利用者はこれ以上の整備を求めていない」と無料化を主張。一方、地元自治体は「無料にした場合、発生が懸念される交通渋滞などの課題を解決すべきだ」などとして料金徴収の継続を求めており、最終回のこの日も意見がまとまらなかった。

 座長の塚口博司・立命館大教授は「有料か無料かは多数決で決める問題ではない」と述べ、双方のメリットとデメリットを記した報告書をまとめることを決めた。報告書は、県のホームページなどで公表される。

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