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【日本千思万考】トヨタの水素自動車「ミライ」特許無償開放 バラ色の“水素社会”は実現するか バランス感覚が重要だ

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【日本千思万考】
トヨタの水素自動車「ミライ」特許無償開放 バラ色の“水素社会”は実現するか バランス感覚が重要だ

トヨタの燃料電池車「MIRAI(ミライ)」に試乗し、感想を語る安倍晋三首相=平成27年1月15日、首相官邸(酒巻俊介撮影)

エコカー市場は「日本の水素自動車」VS「欧米電気自動車」の様相

 アメリカの知人ジャーナリストからの情報によると、1月25日まで開催していた「デトロイト国際自動車ショー」では、ハイブリッドや軽量化による燃費性能を打ち出したもの、ポルシェ、アウディ、レクサスなどのスーパーカー・スポーツカーなど高級機能で勝負する車などに加えて、トヨタ・ホンダのFCV燃料電池車と米国ベンチャー・テスラのEV電気自動車に代表される“エコカーの主導権争い”が話題を呼んでいるようです。

 中でも、昨年末の「ミライ」発表時に、北米トヨタのレンツCEOが「EVは充電に長時間を要し(1時間内外といわれる)、走行距離も短かすぎる(テスラ発表では300キロ)のに対し、FCVはわずか3分の充電で600キロまで走れる」と豪語したのを受けて、今般のショーの記者会見で、テスラのマスクCEOが「水素の燃料自動車は極めて馬鹿げている。水素の安全管理と貯蔵の難解さは問題だ」と物議を醸す発言をしたそうです。20~50年も先をにらんだ世界的環境規制対応合戦の火ぶたが切られたと言えますが、主として「日本勢の水素自動車」対「欧米勢の電気自動車」の性能、コストの改善競争に加えて、今後のPR論戦も激化しそうな雲行きとなっております。

確かに水素は環境に優しいが…

 時あたかも、安倍首相が環境問題の切り札として「水素時代の幕開け・規制緩和の加速」戦略を打ち出したこともあり、水素エネルギー関連業界もにわかに色めきだっているかに見受けられます。

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