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なにわの幸ふんだん「天王寺かぶら汁」のお味は…3日、四天王寺で限定300食

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なにわの幸ふんだん「天王寺かぶら汁」のお味は…3日、四天王寺で限定300食

300食限定で提供される「天王寺かぶら汁」のセット

 節分の日に無病息災を願って食べたとされる「干し蕪(かぶら)」の入ったみそ汁。この習わしにちなみ、なにわの伝統野菜「天王寺蕪」の発祥地にある四天王寺(大阪市天王寺区)で3日、参拝者らに「天王寺かぶら汁」として限定300食が有料で振る舞われる。

 天王寺蕪は、江戸時代から明治末期にかけて現在の大阪市域南部の天王寺界隈(かいわい)で盛んに栽培され、名産品として全国に名をはせた。寒い季節に竹垣などに干された蕪は冬の風物詩とされ、味が良く体も温まる効果があるという。江戸時代の「日本山海名物図絵」(宝暦4年)にも紹介されている。

 明治35~36年ごろ、天王寺蕪は虫の害などで大阪から姿を消したが、平成7年に復活した。

 伝統野菜の普及に取り組んでいる市民グループ「天王寺蕪の会」とNPO法人「浪速魚菜の会」が昨年11月、四天王寺に「節分の風習を知ってもらうことで地域の歴史にも関心を持ってもらえるのでは」と提案。四天王寺が木の台に天王寺蕪約250株を干すなど準備を進めてきた。

 「天王寺かぶら汁」は干し蕪の葉と茎のほか、大阪湾でとれたノリや難波ネギ、河南町のみそを使い、身も心も温まる一品に仕上げた。当日は休憩所の和労堂入り口に「干し蕪」を並べ、「天王寺かぶら汁」を提供する。

 「天王寺蕪の会」事務局長の難波りんごさん(60)は「天王寺蕪畑が一面に広がっていた当時の情景を思い浮かべて食べてもらえればうれしい」と話している。

 午前8時半からチケットを販売。みそ汁と麦飯、田辺大根のたくあん、祈祷(きとう)済みの記念品付きで千円。問い合わせは四天王寺((電)06・6771・0066)。

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