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【衝撃事件の核心】
出向先の被災地「街コン」で出会い結婚隠し交際、女性殺害の凶行に及んだ26歳巡査長の「卑劣」 大阪府警「最低最悪の不祥事」

悩みながらも交際を続けていた白田さん。今年に入り、フェイスブック上で水内容疑者と妻の写真を見てはじめて結婚を知ることになった。「知らなかった。結婚を知ったということを彼に言うことすらもできない」と激しく落ち込んでいた、と知人らは語る。
「計画的犯行」の可能性
事件直後、阿倍野署に戻り、道場で剣道のけいこに汗を流していた水内容疑者。凶器のベルトを道場の隅にあったごみ袋に捨てると、同僚らと昼食に出かけていた。このベルトは、ズボンにつけていたものではなく、かばんに入ってたものだったという。
あらかじめ凶器を用意した計画的犯行との見方が浮上し、さらにベルトを捨てたのは証拠隠滅行為ともとれる。「別れ話でカッとなって」と衝動的犯行を示唆する水内容疑者の供述には不審点が残る。
白田さんの家族は27日、山形県警を通じてこんなコメントを出した。
「大切な末の愛娘は、突然この世を去らねばならず、さぞ無念だったと思います。私たち家族は深い悲しみのふちに立たされています。つらい現実を素直に受け止めることができず、何も考えることができません。今は、ただ、ただ、最愛の娘の冥福(めいふく)を祈るとともに、最後の時を静かに過ごさせていただきたいと思います。ご理解いただけますよう、何卒お願い申し上げます」
白田さんの無念を少しでも晴らすため、府警は徹底した捜査で事件の真相を解明してほしい。