産経WEST

【高野山“快僧”1200年(1)】この瞬間も弘法大師は「考えるな、感じろ」…宇宙の真理を説いてます 今春90年ぶり秘仏“初”公開

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【高野山“快僧”1200年(1)】
この瞬間も弘法大師は「考えるな、感じろ」…宇宙の真理を説いてます 今春90年ぶり秘仏“初”公開

「五感に訴えるのが弘法大師の教え」と話す添田隆昭さん=和歌山県高野町(安元雄太撮影)

 国内外から多くの人が訪れる高野山(和歌山県)は今年、弘法大師・空海が真言密教の道場として開創してから1200年の節目を迎える。記念事業の総責任者で、高野山真言宗の宗務総長、添田隆昭さん(67)は弘法大師の息吹を感じながら、その寛容な教えを伝え続ける。(聞き手 益田暢子)

日本人が1200年間「ありがたや…大師は、いまだおわしますなる」

 --開創1200年を記念した大法会が4月2日から行われます。どういった目的があるのでしょうか

 添田 大法会は50年に一度です。その50年間で弘法大師の人となりや教えをどれだけ社会に発信できたかを試す、弘法大師から課せられた「定期試験」みたいなものと感じております。例えば、50年前は参拝者が100万人だったのに、今回は30万人ということになりますと、社会的な変動があったとしても、やはり3分の1の努力しかしなかったということになります。

 --高野山では、まず五感を使って雰囲気を感じることが大切と聞きました

 添田 はい。「五感に訴える」のが、弘法大師の教えの根幹にあります。身体全体を使って宇宙の真理と一体化しなさい。まず目で見て、身体で感じて、心で思う。「身口意(しんくい)」といいます。大日如来の宇宙的な身口意と一体化することが、究極の悟りです。それに向けて修行するのです。

 --他とは違うのですか

法然、道元、日蓮…以後の僧と異なる、“永遠の坐禅”大師さまの教えの神髄は

「産経WEST」のランキング