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ヤマト政権の卜骨か 奈良・桜井市の纒向遺跡で占いの骨出土

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ヤマト政権の卜骨か 奈良・桜井市の纒向遺跡で占いの骨出土

纒向遺跡で見つかった大王祭祀に使われた可能性のある占いの骨の卜骨(ぼっこつ) =26日午後3時47分、奈良県桜井市(竹川禎一郎撮影)

 初期ヤマト政権の首都とされる奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡で、占いに使われた古墳時代(3世紀後半~4世紀初め)の動物の骨「卜骨(ぼっこつ)」が初めて見つかり29日、市纒向学研究センターが発表した。魏志倭人(ぎしわじん)伝には3世紀中頃の倭(日本)の風習として、「骨を焼いて卜(うらな)いを行い、吉凶を占った」との記述があり、同センターは大王(だいおう)による「王権祭祀(さいし)」で使われた卜骨の可能性があるとみている。

 卜骨が見つかったのは、遺跡中心部の大王の居館エリアの穴(深さ約1・1メートル)。イノシシの右肩甲骨を利用しており、長さ16・7センチ、幅6・7センチ。3カ所に点状の火の跡があった。

 卜骨は弥生や古墳時代の遺跡から出土。骨に火をあて、割れ方で吉凶を占ったとされる。調査では、出土した卜骨とほぼ同時期の方形の建物跡(約4・4メートル四方)も見つかった。

 寺沢薫・桜井市纒向学研究センター所長(考古学)は「ヤマト王権(政権)の中心地で出土しており、王権祭祀の遺物の可能性がある」としている。

 現地説明会は2月1日午前10時~午後3時。問い合わせは桜井市纒向学研究センター((電)0744・45・0590)。

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