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【正木利和のスポカル】あの増田明美さんも切り込んだ…陸連、東京五輪メダル取る気あるの? 女子マラソン復活、これが近道だ

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【正木利和のスポカル】
あの増田明美さんも切り込んだ…陸連、東京五輪メダル取る気あるの? 女子マラソン復活、これが近道だ

22キロ付近、重友梨佐(左)を引き離しにかかるタチアナ・ガメラ=1月25日、大阪市(代表撮影)

 大阪国際女子マラソン(1月25日・ヤンマースタジアム長居発着)のレース後の記者会見で、日本陸上競技連盟の尾縣貢・専務理事や酒井勝充・強化副委員長ら強化の幹部が並んだ席上、スポーツライターの増田明美さんが、ズバリと切り込んだ。

 「12年前の日本選手なら勝っているはず。それが、このレベルでは寂しい。日本陸連は、世界との距離をどう考えているのか」

 彼女の問いは、今回のレースを下敷きにしたとき、日本の女子マラソンは、10年あまりで相当レベルダウンしているのではないか、という指摘なのである。

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 12年前、2003年といえば、日本女子マラソン陣は最高のタレントをそろえた時期、といっていいだろう。このときの大阪国際女子マラソンは野口みずき(当時グローバリー)、千葉真子(同豊田自動織機)、坂本直子(同天満屋)という3人に小崎まり(ノーリツ)を含め、2時間20分台の前半を見込めるランナーがそろっていた。

 前回大会で弘山晴美(同資生堂)を破って優勝したケニアの強豪、ローナ・キプラガトの連覇がかかった大会だったが、野口、千葉、坂本の3人が2時間21分台をマークするデッドヒートを演じ、2時間22分台のキプラガトを一蹴(いっしゅう)してしまったのである。

 野口は翌年の五輪王者となり、千葉も同年の世界陸上で銅、坂本4位。このころは、シドニー五輪王者の高橋尚子(当時積水化学)や弘山も現役で、渋井陽子(三井住友海上)や土佐礼子(同三井住友海上)などの強豪もそろい、日本の女子マラソンは間違いなく世界のトップに君臨していた。

 今回のレースで3連覇を果たしたタチアナ・ガメラ(ウクライナ)のマークしたタイムは2時間22分9秒。5キロをほぼ16分50秒できちんと刻んでいった結果だった。これに対して、日本勢は2時間26分39秒の重友梨佐(天満屋)の3位が最高。4位の渡辺裕子(エディオン)は2時間28分36秒。5位の城戸智恵子(キヤノンAC九州)は2時間29分8秒。

 ガメラ自身、ロンドン五輪5位という実績はあるものの、世界のトップランナーといえるほどのレベルではないだけに、ほんの10年あまりで、日本はもはや世界のトップに大きく水をあけられてしまった、といっていい。

 日本陸連は、この増田さんの問いに次のように答えた。

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