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【軍事ワールド】
宮崎駿さん“妄想”のモデル…伝説のドイツ戦車エース、オットー・カリウス氏が死去 93歳
ティーガー戦車 中期生産型(www.fprado.com/より)
■あの「ティーガー」を駆り、150輌を撃破
第二次大戦時にドイツのティーガー戦車に乗り、約150輌の敵戦車を撃破した著名な戦車エース、オットー・カリウス氏が1月24日、死去した。享年93。
カリウス氏は1922年5月27日うまれ。1940年5月にドイツ陸軍に入隊し、翌年のソ連侵攻(バルバロッサ)作戦に戦車部隊所属で実戦に参加。予備士官学校を経て少尉に昇進、43年には第502重戦車大隊第2中隊で戦車長となり、東部戦線や北部戦線で激戦を戦い抜いた。特に44年7月20日、わずか2輌のティーガー戦車でソ連戦車旅団を奇襲し、IS2スターリン重戦車17輌など計22輌を短時間で撃破した「マリナーファの戦い」で知られる。
その戦いは、同じく戦車エースのミハイル・ヴィットマンによる「ヴィレル・ボカージュの戦い」や、仏サン=ローとクータンセを結ぶ街道の曲がり角を巧みに利用し、単騎で敵戦車10輌を含む多数の車両を撃破したエルンスト・バルクマンの「バルクマン・コーナー」などとともに、戦史上特筆されている。
44年7月に柏葉付騎士鉄十字勲章授章。最終階級は中尉。戦後は薬剤師となり、故郷のラインラント・プファルツ州で薬局を経営。店名は乗車した戦車の名前にちなみ「ティーガー(虎)薬局」。死去は同薬局のホームページで公表され「短い闘病生活の後」に亡くなったという。


