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【衝撃事件の核心】捜査の明暗分けた「空白の数分間」 京都精華大生殺害、8年経過もいまだ犯人の「影」見えないナゾ

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【衝撃事件の核心】
捜査の明暗分けた「空白の数分間」 京都精華大生殺害、8年経過もいまだ犯人の「影」見えないナゾ

千葉大作さんが刺殺された事件から8年を迎え、チラシ入りのポケットティッシュを配って情報提供を呼びかける母、淳子さん(右)=京都市左京区の叡山電鉄出町柳駅

 あの日から、8年の歳月が流れた。平成19年1月15日、京都市左京区岩倉幡枝(はたえだ)町の路上で、京都精華大マンガ学部1年の千葉大作さん=当時(20)=が刺殺された事件は、未解決のまま発生から8年を迎えた。殺人事件として下鴨署に捜査本部を設置した京都府警は、延べ4万5千人を超える捜査員を投入。事件直前、千葉さんが犯人とみられる大柄の男とトラブルになり、体を大きく左右に揺らして迫る男から「あほ、ぼけ」などと大声で怒鳴られる様子が複数の通行人に目撃されており、当初は逮捕は時間の問題とみられていた。しかし、いまだ犯人の影すらつかめていない。なぜ、捜査は長期化を余儀なくされているのか。捜査関係者らに取材すると、意外にも犯人に直結する核心的な目撃情報がなく、捜査の明暗を分けた「空白の数分間」が浮かぶ。(鈴木俊輔)

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 「いっぱい刺された。救急車を呼んでください」

 19年1月15日午後7時50分ごろ、何者かに胸や腹など十数カ所を刃物でめった刺しにされ、道路脇の畑からはい上がった千葉さんが通行人に通報を求めた。現場は叡山電鉄沿いの幹線道路。発見時、まだ意識があったが、搬送先の病院で死亡した。

 千葉さんは近くにある京都精華大から、自転車で友人のアパートに向かっていたという。

 京都府警は、刃物でめった刺しにされていたことから強い殺意があったとみて殺人事件と断定、捜査を始めた。

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