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【イスラム国殺害予告】映像は合成の可能性? 影が逆向き、時間差撮影か

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【イスラム国殺害予告】
映像は合成の可能性? 影が逆向き、時間差撮影か

「イスラム国」とみられるグループがインターネット上で発表したビデオ声明の画像(動画サイト「ユーチューブ」より)

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」とみられるグループが公開したビデオ声明は、砂漠の中で日本人と見られる人質の男性2人を座らせている映像になっているが、陰影の出方など不自然な点もあり、合成映像ではないかとの指摘が出ている。

専門家「加工しやすいオレンジ色」「高度な編集技術」…

 映像では、左の後藤健二さんとみられる人質男性と覆面姿の男の影が右後方に伸びているのに対し、右の湯川遥菜さんとみられる男性の影は左後方に伸びている。人質2人の首に出ている顎の影も左右反対になっているように見える。

 京都造形芸術大の村上聡准教授は「(今回の)映像だけで判断するのは難しい」とした上で、(1)影の方向が違う(2)服がなびくタイミングが異なる(3)同じ素材であれば服の色が異なる-などとし、「右側の男性だけ異なる時間に撮影され、映像が合成されている可能性もある。違和感がなく、合成しているとすれば高度な技術を持っている」と話している。

 CGデザイナーでデジタルハリウッド大学の小倉以索准教授は、人質が着ているオレンジ色の服に注目。映像を合成する場合、人物を緑色の背景で撮影するのが一般的として、「後で加工しやすい最適な色だ」と指摘する。

 頭の部分だけを入れ替える「ヘッド・リプレイスメント」という技術もあるが「中途半端なテクニックだと、首にゆがみなどが生じる。動画を見る限りそういう違和感はない」とした。

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