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【営業秘密不正取得】逮捕の元課長、200件抜き取りか 上新PCに「エディオン」フォルダ 家電量販店の住宅関連参入が背景に 

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【営業秘密不正取得】
逮捕の元課長、200件抜き取りか 上新PCに「エディオン」フォルダ 家電量販店の住宅関連参入が背景に 

送検のため大阪府警本部を出る笹沢淳容疑者=15日午前

 情報流出をどう防ぐか。企業などが対策を急ぐ中で事件は発覚した。家電量販大手「エディオン」(大阪市)をめぐる不正競争防止法違反事件は、元課長の笹沢淳容疑者(52)が大阪府警に同法違反(営業秘密の不正取得)容疑で逮捕されて20日で1週間。転職した同業他社への“手土産”か、抜き出したデータは約200件あったとされ、一部は誰もが閲覧できる状態にされていたというが、転職先の社内パソコン(PC)で共有されたフォルダ名は大胆にも『エディオン』だったという。

周到な準備

 「再就職先で格好をつけたかった」。笹沢容疑者は調べにこう供述したという。犯行の計画性の高さが次第に明らかになっている。

 逮捕容疑はPCの遠隔操作ソフトを使い、営業秘密データ4件を転職先の「上新電機」(同市)のPCに転送したとされる。だが、府警がエ社のPCなどを解析した結果、笹沢容疑者のPCには、退職前にもデータ約200件を転送した形跡が認められたという。

 転送にはエ社の社内PCのIDとパスワードが必要だが、エ社は事務手続きの都合上、退職者のIDとパスワードを90日間利用可能にしていた。逮捕容疑のデータ転送は退職の翌月で、上新に再就職した昨年1月中。笹沢容疑者は、エ社のPC管理の仕組みを事前に把握した上で周到に準備し、転職後速やかに犯行に及んだとみられる。

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