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【鉄道ファン必見】日本一古い「木造客車」が“里帰り”…「陸の孤島」に輝いた「新宮鉄道」の時代

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【鉄道ファン必見】
日本一古い「木造客車」が“里帰り”…「陸の孤島」に輝いた「新宮鉄道」の時代

クレーンでつり上げられ新宮駅に設置される客車(熊野の鉄道100年を祝い未来を考える実行委員会提供)

 紀伊半島南端の和歌山県新宮市は大阪からは特急で4時間、東京からだと新幹線を使っても名古屋経由で5時間以上かかり、「陸の孤島」とさえいわれる。しかし約100年前の大正期、林業で活気づき、民間パワーで「新宮鉄道」を敷設するなど輝きを放った時代があった。あのころの新宮を知ってほしい。そんな思いから、地元鉄道マニアの“オヤジ”たちがかつての客車を明治村(愛知県犬山市)から“里帰り”させイベントで披露した。地元の紀州材を使った木造客車が走った新宮鉄道の歴史は、今の鉄道ファンも魅了したようだ。(小泉一敏)

思い出深い新宮鉄道

 昨年12月2日、明治村からJR新宮駅前に、長さ約9メートルの黒光りした客車がトレーラーに乗せられてやってきた。約100年前の大正元年から昭和9年頃まで走っていた新宮鉄道(現在の紀勢線の一部区間に当たる)の客車が“里帰り”したのだ。

 クレーンでつり上げられ、仮設のレールに乗せられた客車は同月6、7日に行われた「新宮鉄道まつり」で限定公開。鉄道ファンら約5千人が見学に訪れ、中には大正時代の衣装を着た人もいた。

 同市に住む大畑隆さん(84)は、子供のころに新宮鉄道に乗ったことを今でも鮮明に覚えていた。「父親の仕事の関係で勝浦に連れていってもらった。中は乗客でいっぱいで、トンネルに入ると顔にすすがついたりした。懐かしい」とうれしそうに話した。

新宮市長も動いた里帰り計画

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