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細長い体の一部を砂から出す「チンアナゴ」、全身姿を公開 島根の海洋館

細長い体の一部だけを砂から出すアナゴ科の魚、チンアナゴの全身を公開する特別展示が、島根県浜田市の水族館「しまね海洋館アクアス」で行われ、ユーモラスな姿が人気を集めている。12日まで。
チンアナゴは流れの強いサンゴ礁の砂底に生息。砂から身体の上部だけを出し、流れてきたプランクトンを食べるという。
特別展はチンアナゴの形が数字の「1」に似ていることから、1月11日に合わせて企画した。
水槽で仲間のニシキアナゴを含め計6匹を展示。砂の代わりに透明の「吸水ポリマー」を入れ、潜っても全身が見えるようにした。
チンアナゴはそのしぐさなどから近年人気という。同館は「チンアナゴの全身の姿が見られるのはまれ。ありのままの姿を見てほしい」としている。