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【陸上】女子駅伝、大阪V奪還…“チーム薫英”のパワーで勇退の監督に花

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【陸上】
女子駅伝、大阪V奪還…“チーム薫英”のパワーで勇退の監督に花

優勝した大阪・松田瑞生。後ろは京都・奥野有紀子=西京極運動公園

 ラスト100メートルにかけていた。大阪のアンカー松田は「ロングスパートは得意じゃない。最後の最後まで我慢した」と振り返る。6キロ近くに及んだ京都とのデッドヒートはトラック勝負となったが、最後の直線で猛スパート。わずかに前に出ると、両手でVサインを作り、歓喜のゴールテープに駆け込んだ。

 松田は大阪薫英女学院高から昨春にダイハツに入社した実業団1年生。1区の大森(立命大)も同校OBで、現役の5人も含め、いわば“チーム薫英”の布陣だった。松田は右足首を痛めた影響で、大会直前まで練習できない状態だったが、昨年末の全国高校駅伝で母校が初優勝。「後輩がいい流れを作ってくれていた。絶対に優勝する気持ちだった」と強調した。

 優勝にこだわった理由はほかにもある。チームを率いた岡本昭監督は大阪のコーチ、監督として1991年大会から携わってきたが、今大会で勇退。選手は「日本一のタイトルをあげよう」と誓い合っていた。マラソンで活躍した浅利純子らの時代から大阪を見守ってきた岡本監督は「中高の指導者が連携してジュニア世代を強化してきた成果」と誇らしげに話す。選手に胴上げされ、何度も宙を舞った。(丸山和郎)

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