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【神武・海道東征】
イワレビコ誕生(1)文明伝播 国を豊かにする旅
復元された神武の荒御魂(武人)像(写真中央)。楯から八咫烏が消えている=宮崎市(恵守乾撮影)
神武の国造りの精神は現代にも通じる。戦後70年。忘れられた東征の物語を1年間追ってゆく。
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【用語解説】交声曲「海道東征」
詩人・北原白秋(きたはら・はくしゅう)が記紀の記述を基に作詩し、日本洋楽の礎を作った信時潔(のぶとき・きよし)が作曲した日本初のカンタータ(交声曲)。国生み神話から神武東征までを8章で描いている。
皇紀2600年奉祝事業のために書かれ、戦前は全国で上演されて人気を集めたが、戦後はほとんど上演されなくなった。昨年の建国記念の日、白秋の郷里・熊本で復活上演され、話題になった。
白秋の詩は、記紀の古代歌謡や万葉集の様式を模して懐古的な味わいがあり、信時の曲は簡潔にして雄大と評される。



