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【経済裏読み】儒教の国・韓国の老人への優しさ度は「世界50位」の低ランク…子供に貢いでも捨てられる「新・姥捨」

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【経済裏読み】
儒教の国・韓国の老人への優しさ度は「世界50位」の低ランク…子供に貢いでも捨てられる「新・姥捨」

ウォン高で製造業が苦しみ株価に下押し圧力のかかる韓国市場。株価が低迷すれば、資産も増えにくい(AP)

 とはいえ、年金と再就職先がなくても、子供からの支援があれば、なんとか生活を凌いでいける。親孝行を美徳とする儒教の教えが根付く韓国だけに、手厚い世話が期待できそうに思える。が、現実は理想と異なってきている。

 中央日報(日本語版)によると統計庁が発表した2014年の社会調査で、親の扶養について「家族の責任」との回答した割合は前回(08年調査)より9ポイント減少し、31・7%に低下した。

 これに対して、「家族と政府・社会の共同責任」との答えが3・7ポイント増の47・3%に上昇。国への依存心が増している様子がうかがえる。

 「親に生活にあげる」という成人は49・5%と初めて50%を割ってしまったという。

骨肉の争い

 従来、自分の子供が扶養義務を果たさなくても、「育て方が間違ったから…」と我慢してきた慎ましい韓国の親たち。だが、中央日報(日本語版)によると、2000年代に入って、ついに腹を立てた親が子供を相手取って訴訟に持ち込み始めた。まさに骨肉の争いである。

 2002年に68件だった扶養料請求訴訟は2013年は250件に増えた。

 「新・姥捨」というキーワードで、全財産を与えた子供に捨てられて窮乏に苦しむ高齢者層の姿も報道した同紙。20代で米国に移住して苦労する息子に援助を続け、財産がほぼなくなった70歳代の女性のケースを紹介していた。女性は脳溢血で倒れて手術を受け、半年間の入院費で3000万ウォンがかかったため、長男に連絡。ところが「金がない」との無慈悲な返事を受け、長男を相手に訴訟に踏み切ったという。

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