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【新章2015 時代の節目(4)】女性警察官の「存在理由」…“男社会”が進む変革の道 大阪府警発足60年

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【新章2015 時代の節目(4)】
女性警察官の「存在理由」…“男社会”が進む変革の道 大阪府警発足60年

大阪府警捜査1課の武田恵理奈巡査部長。女性警察官の役割を強く考える=大阪市内(門井聡撮影)

 当時9400人中、女性は約40人しかおらず、現行の大阪府警として女性を初めて採用したのは44年。翌年の万博や少年非行への対策として33人が警察官になった。時は流れ、平成26(2014)年11月1日現在、女性警察官は1860人を数える。全警察官に占める割合は8・7%で、全国2番目(全国平均7・7%)にも上る。

あらゆる階級に女性を

 「現場の女性警察官の意識は変わった」と話すのは、現在、府警唯一の女性副署長、池田署の荒武泰子警視(52)だ。

 警察官になった昭和60年当時、女性警察官といえば交通課。育児休業もなく、結婚や出産で退職する同僚は多かった。そんな時代に2人の息子を育てながら、男性しかいない所轄署の刑事課や、本部で外国人犯罪の事件班長などを務め、道を切り開いてきた。後輩たちが、その道に続く。

 警察への相談者の4割、事件の被害者の3割、容疑者の2割が女性といわれる。警察庁は平成26年末、新規採用者の女性割合30%以上を目標に定めた。荒武警視は幹部となった今「男性とか女性とか関係ない。培った経験や能力を還元するだけ」と語る。ただ、そのためにも「あらゆるポスト、階級に女性がいることが当たり前になってほしい」と願っている。   =続く

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