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【衝撃事件の核心】〝しぶとい〟暴力団 山口組結成100年、6代目組長就任10年…「8代目候補」育成も

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【衝撃事件の核心】
〝しぶとい〟暴力団 山口組結成100年、6代目組長就任10年…「8代目候補」育成も

山口組若頭の高山清司受刑者。昨年6月に収監されたが、「次期トップに据える下地作り」と受け止める捜査関係者もいる=平成22年11月、京都市内

 国内最大の指定暴力団山口組のナンバー2が収監され、アメリカが〝最凶ヤクザ〟と呼ぶ工藤会の最高幹部を根こそぎ逮捕。衝突を繰り返してきた九州の2団体は抗争終結を宣言した-。暴力団をめぐって昨年、攻勢を強める捜査当局が成果を上げた形のニュースが駆け巡った。ただ、山口組では将来を見越して布石を打つような人事が行われ、工藤会では健在さをうかがわせるエピソードも伝わる。他の地域でも発砲事件が起きるなどしており、今年も依然、暴力団は全国各地でうごめきそうだ。

メモリアルイヤー

 昨年6月、篠田建市(通称・司忍)6代目組長(72)の懐刀で、山口組ナンバー2の高山清司若頭(67)が収監された。最高裁への上告を5月26日付で突然取り下げたことによるものだった。

 高山受刑者は、平成17~18年にみかじめ料名目で建設業の男性から京都市内のホテルなどで計4千万円を脅し取ったとして、恐喝罪で起訴された。無罪を主張したが、25年3月、京都地裁は懲役6年の実刑判決を宣告。昨年2月の大阪高裁も支持し、高山受刑者側の控訴を棄却した。このため高山受刑者は最高裁に上告したが、取り下げたことで実刑が確定していた。

 捜査関係者によると、取り下げの背景には、高山受刑者の早期服役と復帰を望む篠田組長の意向があったといい、「高山受刑者を次期トップに据える下地作り」と受け止める捜査関係者もいる。

 「その先」をにらんだような人事もあった。

 篠田組長と高山受刑者の出身母体「弘道会」(名古屋市)を率いる竹内照明会長(54)が昨年11月、山口組の「幹部」に昇格した。

(次ページ)「なぜ幹部なのにブロック長なのか…不満くすぶり…」と捜査関係者

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