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【京で輝く(1)】きもの研究家 三宅てる乃さん 「着物のプロ」としてパイオニア すべて自分で切り開いた

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【京で輝く(1)】
きもの研究家 三宅てる乃さん 「着物のプロ」としてパイオニア すべて自分で切り開いた

“着物のプロ”として活躍する三宅てる乃さん

コーディネーターの先駆け

 そうしたなか、集英社発行の芸能娯楽誌「明星」の着物特集を手がけたこともあった。

 タレントの着付けだけでなく、着物の染め元とタイアップして、タレントのイメージにあった着物を作ってもらい、雑誌に提供元を掲載したところ、大反響。「あの着物がほしいという注文が入ってきた」

 ファッションコーディネーターの先駆けともいえる仕事だった。歌手の天地真理さんや山口百恵さん、桜田淳子さんらの着物も担当。企画は20年も続いたという。

 さらに、テレビのワイドショーで女優やタレントの着物姿の解説も手がけたこともあった。今はやりの“ファッションチェック”の原点ともいえる手法だ。「いろんな人の縁でつながった」と振り返る。

 若い世代の女性に何かアドバイスはないですか、と尋ねると、「苦しいこと、辛いことから逃げないでほしい。仕事は損得で選ばず、一生懸命することで道が開けるんちゃいますか」と明るく微笑んだ。

(塩山敏之)

 みやけ・てるの 昭和54年、フランスで着物ショーをプロデュースしたのをきっかけに、外務省の要請でエジプトやベルギーなど各国で着物ショーの企画、演出を担当。平成4年に海外での功績を認められ外務大臣表彰を受ける。京都きものファッション協会を設立し、着物のプロの要請・指導をしている。

     ◇

 安倍晋三首相は「女性が輝く社会」をつくることを最重要課題のひとつにあげている。女性たちが社会で活躍するヒントはないか。京都府内で活躍する女性たちにその生きざまを尋ねた。

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