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【「正論」懇話会2014】中西輝政氏「安倍首相の外交が世界のオピニオン変えた」 (11月28日、下関市で開催)

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【「正論」懇話会2014】
中西輝政氏「安倍首相の外交が世界のオピニオン変えた」 (11月28日、下関市で開催)

「激動する世界と日本」と題して講演する京都大学の中西輝政名誉教授=28日午後、山口県下関市の市生涯学習プラザ(村本聡撮影)

 山口県下関市で11月28日に開かれた長州「正論」懇話会の第6回講演会。京都大名誉教授、中西輝政氏の「激動する世界と日本」と題した講演内容は次の通り。

■「日中首脳会談は日本の外交的勝利」

 世の話題は(12月14日の)衆院選です。10月末までは「解散の大義」は見えませんでした。ですが11月10日にAPEC首脳会談がありました。

 にこやかに語りかける安倍首相に、中国の習近平国家主席は仏頂面です。中国と日本とは、国家の品格が異なると全世界が知ってしまったのです。

 中国側は両国の首脳会談の実現には靖国参拝を控える▽尖閣諸島の領土問題を認識せよ-この2つの条件を突きつけてきました。

 ですが、APECは多国間の場であり、日本の首脳だけ会わないとしたら、主催国としてのメンツが地に落ちてしまうと中国側は考えたのでしょう。

 消息筋によると、中国側は安倍首相の訪問キャンセル、もしくは、他国の前で中国のメンツをおとしめるスピーチをするかもしれないと恐れていたようです。

 ですが、日中間の潮目が変わったのはAPECの前、今年の5月にシンガポールで開かれた国際戦略問題研究所(英国)が開催したアジア安全保障会議だったのです。

 安倍首相は基調講演にて、東シナ海や南シナ海での中国の海洋進出を念頭に法の支配、人権、民主主義という普遍的価値観を訴えました。

 これまで日本のメディアや中国側のプロパガンダで伝わっていた「安倍は軍国主義者」というメッセージを完全に払拭したのです。

 さらに、日中首脳会談の後、韓国の朴槿恵大統領が寄っていき、日韓外相会談を持ちかけました。不思議な話です。

 今年3月の日米韓会談での朴大統領の態度は皆さん、ご承知の通りです。先日の習主席と通じるモノがあります。

 安倍首相は2年間で50数カ国をまわり、神経をすり減らす会議を繰り返し、首脳会談を重ねました。最高指導者自らが、世界のオピニオンを変えたのです。常人のできる業ではなく、まさに命をかけている。そんな覚悟が伝わってきます。

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