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公明議員に渦巻く怒り「執行部は拙速」 大阪都構想の住民投票

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公明議員に渦巻く怒り「執行部は拙速」 大阪都構想の住民投票

 「結論ありき」の説明に不満の声は収まらなかった。公明党大阪府本部で28日開かれた会合で、佐藤茂樹・府本部代表は大阪都構想の可否を決める住民投票実施に賛成する方針を説明。執行部が、大阪維新の会との「公党間の合意」として5月17日実施を一方的に告げる形になった。これに対し、出席した府議や大阪市議からは「納得できない」と怒りの声が上がった。結論は出ないまま会合は終了し、現時点では、党としての態度を一本化する見通しも立たない。

 「新聞報道の方がよっぽど詳しいぞ」

 住民投票実施に協力するとの突然の方針転換の経緯を伝える佐藤氏に、会場から声が飛んだ。佐藤氏の話は、26日に一部伝えられていた内容の域を出ないものだったという。出席者のいらだちは募っていた。

 市議団幹部によると、会合は約2時間にわたった。突然の方針転換を受け、府議や市議らは「(支援者に貼ってもらった)ポスターを外されてしまった」などと、地元の支援者らから寄せられた声を報告した。

 市議団幹部も「市議団や府議団の了解なしに執行部が話を進めていることに不満が噴出した。なぜこれほど拙速なのか」と不信感をあらわにした。

 30日には、都構想の設計図にあたる協定書の内容を議論する法定協議会が再開される予定だが、それまでに府本部として意見を集約する予定はなく、混乱は収まりそうにない。ある府議は語気を強めた。

 「今は法定協議会(に臨む)以前の問題だ」

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