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【正直に生きる】文美月(1)子育て、起業、帰化…「人はいつでも変わることができる」 

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【正直に生きる】
文美月(1)子育て、起業、帰化…「人はいつでも変わることができる」 

子育て、起業、帰化…「人はいつでも変わることができる」

 現在44歳。実は、在日コリアン3世であることを人に明かせず、日本名を名乗って18歳まで生きてきました。ずっと自分が何者であるかを模索し、悩み、壁にぶつかってきました。大学から本名を名乗り、長いアイディンティティーの旅を経たあと、私は最終的に43歳で「文美月(ぶん・みつき)」という民族のルーツを残した名で日本に帰化しました。

 私は自分に壁を感じた時、不器用ながらもそのつど正直に対峙し、自分を見つめ直してきたつもりです。正面から壁にぶつかってしまって派手に転び、そこから学んだことも少なくありません。

 「人はいつでも変わることが出来る」

 「家事育児をしながらも、仕事を諦めなくていい」

 自分のこと、家族のこと、仕事のこと、全てが積み重なって今の自分がいます。私の場合、特に起業をきっかけに人生が大きく変わりました。今、「女性が輝く社会」の実現が声高に叫ばれ、政府も力を入れていますが、実際のところは家庭を持ちながら働く女性のロールモデルがまだ身近に少ないのが現状ではないでしょうか。私が歩んだ道から、何か役に立つことがあればと考えています。

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【プロフィル】文美月(ぶん・みつき) 奈良県出身。日本国籍の在日コリアン3世。同志社大卒。結婚し勤め先を退職、2児を出産後の平成13年に自宅で起業。ヘアアクセサリーの製造・販売を手掛けるリトルムーンインターナショナル株式会社を創業した。現在、購入後に使われなくなったアクセサリーを提供してもらい、東南アジアの少女たちに寄贈する活動にも取り組む。

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