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月間1億円に迫る! ガンバ大阪「3冠景気」で募金好調 新スタジアム建設に“追い風”

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月間1億円に迫る! ガンバ大阪「3冠景気」で募金好調 新スタジアム建設に“追い風”

見学会で公開された、建設中のG大阪の新スタジアム=21日、大阪府吹田市

 サッカーJ1でカップ戦、リーグ戦、天皇杯を獲得したガンバ大阪が「3冠景気」にわいている。思うように進まなかった新スタジアムの募金活動に追い風が吹き、月間の個人募金額は過去最高の1億円に迫る。目標の総工費140億円に対し、不足額は6億5千万円まで圧縮された。J2での雌伏のときを経て今季大躍進を遂げたチームの勢いが“4つ目の冠”を手繰り寄せようとしている。

 「2人の名前をネームプレートに残すため、10万円を寄付しました」

 万博記念公園(大阪府吹田市)で建設中の新スタジアムの工事現場。21日に開かれた見学会に参加した豊中市の会社員、大平隆史さん(35)は、来年秋の完成が楽しみで仕方ない様子だ。

 5万円以上を寄付すれば、新スタジアム内に掲げられるプレートに名前が刻まれる。

 大平さんは2歳の長男の分として5万円、さらに自分のために5万円を出した。生粋のガンバファン。長男も選手にとの夢がある。「20年後くらいに、ここに立ってくれたら」

 募金活動は平成24年3月にスタート。目標額140億円のうち、スポーツ振興くじ(サッカーくじ、toto)などの助成金が30億円。残る110億円の90億円を企業から、20億円を個人から集める計画だった。

 当初は1年間での目標達成を見込んでいたが、チームの不振が影響し、個人募金が振るわない。J2に降格していた昨季はファンクラブの会員であっても「J1に昇格してから」と、寄付を先送りする人が少なくなかったという。

 募金期間を延長し、迎えたJ1復帰1年目の今季。チームの勢いと連動するように次第に個人寄付額が増え、8月558万円▽9月890万円▽10月937万円-と順調に推移した。カップ戦で優勝した11月は2120万円を数え、リーグ戦と天皇杯を制した12月は20日現在で7千万円を超えた。

 個人の寄付総額は昨年12月時点で約2億6千万円だったが、ようやく5億円に届いた。目標にはまだ及ばないが、その分企業からの寄付の上積みがあり、現在の募金総額は約133億4500万円。4万人収容のスタジアムに必要なラインには到達したという。

 このため募金期間の再延長はせず、個人からの受け付けは今月いっぱいで締め切る方針。スタジアム建設募金団体の担当者は「造るからには最高のスタジアムにしたい」と話し、“追い込み”に期待を寄せる。

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