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【衝撃事件の核心】中国人の不法就労を摘発したのは「外事警察」だった…スパイ監視と不法滞在者の知られざる関係

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【衝撃事件の核心】
中国人の不法就労を摘発したのは「外事警察」だった…スパイ監視と不法滞在者の知られざる関係

有名外食チェーンの関係者が中国人の不法就労を助長したとする入管難民法違反容疑で大阪府警に逮捕される例が相次いだ。捜査にはスパイ活動に目を光らせる「外事警察」も参加していた

 「餃子の王将」と「神戸にんにくや」。有名外食チェーンの関係者が今年、相次いで大阪府警に逮捕された。容疑は入管難民法違反(不法就労助長)。通訳などの在留資格で日本に滞在する中国人を、調理人として働かせたのが違法と判断された。在留資格の有効期限が切れた外国人が日本に居残る不法滞在(オーバーステイ)は、平成16年以降に取り締まりが強化され大幅に数を減らしたが、現在も全国に約6万人いるという。今回の事件は、人件費を抑えたい外食チェーンが不法滞在者の就労を手助けした手口なのだが、捜査にはスパイ活動を取り締まる外事警察も参加していた。外国人スパイと不法滞在者の知られざる関係とは-。

広まるうわさ「ずっと日本に残れる」

 「留学期間が終わっても日本に残らせてくれる」

 「神戸にんにくや」をめぐって、こんなウワサが中国人留学生の間に広まっていたという。

 9月24日、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで、「神戸にんにくや」などを展開する「エンテック」(大阪市北区)が摘発され、会長の男性(56)ら4人が逮捕された。

 府警によると、会長らは平成21年3月~今年7月、中国人の男7人に、通訳として働く場合の在留資格を取得させ、実際は大阪府茨木市の店舗などで調理人として働かせていた疑いが持たれた。

 7人はもともと留学生。入管難民法は外国人が日本に滞在している間に行える活動を定めており、7人のように「留学」の在留資格を持つ外国人は原則として就労が認められていない。

 しかし苦学生の事情を考慮し、事前に地方入国管理局長の許可を取れば、1週間に28時間以内の学業に支障が出ない範囲で、アルバイトができるようになっている。

「留学=最長4年余」なのに…あうんの呼吸で悪巧み「通訳」そして、スパイ稼業

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