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【学生相撲】大道が学生横綱に続きアマ横綱で幕下10枚目資格 涙こらえきれず

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【学生相撲】
大道が学生横綱に続きアマ横綱で幕下10枚目資格 涙こらえきれず

突き押し相撲が身上の大道。今後の進路が注目される

 身上とする突き押し相撲で「アマチュア横綱」の称号をつかみ取った。7日に東京・両国国技館で行われた相撲の全日本選手権を制した東洋大4年の大道久司。「大学生活最後の大会で自分の相撲をとれた」。念願の戴冠に涙をこらえきれなかった21歳は先月の全国学生選手権でも優勝。大相撲の幕下10枚目格付け出し資格を得ることになり、進路が注目される。

 準々決勝。体が自然と動き、立ち合いで変化した。白星こそつかんだが、先を見据え「これじゃ勝てない」と気合を入れ直した。準決勝を鋭い出足で制し、決勝は社会人で優勝候補の黒川宗一郎(アイシン軽金属)を迷いのない攻めで一気に押し出した。本来の持ち味を生かし、頂点へ立った。

 長野県出身。小学1年で相撲を始めた。先月、学生横綱になってからも「天狗(てんぐ)にならず、今まで通り稽古することだけを考えた」と初心を忘れることはなかった。幕下10枚目格付け出し資格は、現行制度では市原(元幕内清瀬海)と遠藤に続き3人目。180センチ、145キロのどっしりとした体格は馬力を秘めており、今後の成長が楽しみだ。

 就職先が内定していることから角界入りについては「夢はあるが、プロの世界は厳しい。親や監督とじっくり話し合いたい」と語るにとどめるが、力強い口調で「持ち前のスピードを生かして押し相撲を磨くことに変わりない」とも。アマチュアであれプロであれ、相撲を続けていく覚悟だ。(藤原翔)

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