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【衝撃事件の核心】「けっこんしよう」…累犯障害者の被告が女性検察官らに送った数々の手紙、刑事責任の判断材料になるか

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【衝撃事件の核心】
「けっこんしよう」…累犯障害者の被告が女性検察官らに送った数々の手紙、刑事責任の判断材料になるか

 自動車盗の常習累犯窃盗罪に問われながら1審京都地裁で無罪判決が言い渡され、塀の外に出た半年後に再び車を盗んだとして、常習累犯窃盗罪に問われた京都市内の男(37)の公判が、京都地裁で進められている。男は再犯を重ねる知的障害者、いわゆる「累犯障害者」。当初の無罪判決は、精神年齢が「4歳7カ月」という重度の知的障害を理由に、犯行当時は責任能力がなかったと判断された。今回の公判で行われた被告人質問や証人尋問では、鑑定医や弁護士、裁判官にあてて謝罪の手紙を繰り返し送り、女性検察官に対しては「けっこんしよう」などと求婚するラブレターを書いていたことが判明した。男の一連の言動は、判決にどう影響するだろうか。

鑑定医に「わるかった」

 手紙の存在が明らかになったのは、10月24日に行われた第6回公判。男の精神鑑定を実施した鑑定医への証人尋問だった。

 鑑定医は、男からひらがなで書かれた手紙を複数回、受け取っていたと証言。読めない文字や文章になっていないところも多かったが、「げんき?」といった世間話から、自動車を盗んで「わるかった」「ごめんなさい」という謝罪の言葉があったことを明らかにした。

 「窃盗をしたことは悪かったという気持ちがあることは確かだ」と鑑定医。弁護人から「被告は罪を理解し、反省しているのか」と問われると、「実際はどう思っているかは手紙からは分からない。ただ、私はそう思いたいし、その可能性は高いと思う」と述べた。

 しかし、手紙を出すことについては「同じ行動を何度もするのは障害を持つ人にみられる傾向でもある」と分析している。

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