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【ペヤング虫混入】回収、販売休止…異例の対応に波紋広がる 「過剰反応」「構造的問題」と見方さまざま

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【ペヤング虫混入】
回収、販売休止…異例の対応に波紋広がる 「過剰反応」「構造的問題」と見方さまざま

「まるか食品」本社工場に立つ看板=11日午後、群馬県伊勢崎市

 人気のカップ麺「ペヤングソースやきそば」に虫が混入していた問題を受け、全商品の生産販売を当面休止するとした製造元の「まるか食品」(群馬県伊勢崎市)。事態収拾のためとはいえ、食品メーカーとしては異例の対応だ。売上高100億円を超える「ペヤングブランド」の一時凍結は、経営の屋台骨を揺るがす。識者からは企業イメージを守るための「過剰反応」との意見が出る一方、「構造的な問題があったのでは」との見方も。1匹の虫がもたらした波紋は、まだ収まりそうにない。

 同社は当初、「(製造工程での)混入は考えられない」とコメント。自主回収の対象としたのも、最初は同じラインで作られた2種類の商品のみだった。

 食品問題に詳しい石川直基弁護士(大阪弁護士会)は「どれだけ管理を徹底しても、異物混入を根絶するのは難しい」と指摘。混入があり得るとの前提で「工程に問題がなかったか、速やかに調査する姿勢が十分ではなかった」と、初動対応の遅れが騒動を拡大させたと分析する。

 同社は工場設備の改修にも着手するといい、再開までには数カ月を要する見通し。収益の柱であるペヤングブランドの売上高は127億円に上っており、休止期間が長引くほどに経営を圧迫する。

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