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【争点の現場】「言語道断!」「川内原発動かすな!」 反対運動に市民冷ややか「ほとんどが市外から来た人」

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【争点の現場】
「言語道断!」「川内原発動かすな!」 反対運動に市民冷ややか「ほとんどが市外から来た人」

内原発近くの久見崎海岸には再稼働に反対する有志グループのテントが建てられ、のぼりや横断幕が浜風に揺れていた=鹿児島県薩摩川内市

 鹿児島県薩摩川内市の中心部から12キロ。荒波が押し寄せる久見崎(ぐみざき)海岸の広い砂浜に「言語道断!」「川内原発動かすな!」などと書かれた幟(のぼり)や横断幕が、吹きすさぶ浜風に揺れていた。

 東京から原発の再稼働に反対する活動に参加しているメンバーの男性(75)は「再稼働には反対だ。事故があれば大量の放射能が出る」と語り、海岸にせり出した崖の上をにらみつけた。

 丸いドーム形の原子炉建屋。東京電力福島第1原発事故を受けて設置された原子力規制委員会の安全審査を事実上通過し、全国に先駆けて再稼働する見通しになった九州電力川内原発だ。11月には地元同意の手続きも済み、来年2月にも再稼働する予定だ。

 昼夜を分かたず、全国から駆けつけた反原発派のメンバーが詰めるテントがこの浜辺に建てられたのは9月26日、川内原発が安全審査をクリアした約2週間後のことだった。

 ただ、地元市民の多くはこうした活動には冷ややかだ。市中心部にある太平橋通り商店街振興組合理事長の神崎侯至(こうし)さん(61)は「反対しているのはほとんど外から来ている人。原発はもう生活の一部になっている」と率直に語った。

 昭和59(1984)年に川内原発1号機、60年に2号機が相次いで運転を開始し、人口10万の街の経済は活気づいた。

 川内原発では通常、九電社員約300人、協力企業の社員約千人前後が勤務。約1年に1回行われる定期検査時には3千人近くの関係者が従事していた。

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