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【銀幕裏の声】(下)空自「伝説のパイロット」は旧式機で最新鋭米軍機を“撃墜”した…異色の航空カメラマン、師を語る

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【銀幕裏の声】
(下)空自「伝説のパイロット」は旧式機で最新鋭米軍機を“撃墜”した…異色の航空カメラマン、師を語る

背面飛行のコックピット越しに海岸線のパノラマ風景が広がる(赤塚聡さん提供)

 大空にスモークを引きながら編隊飛行を組むブルーインパルスの勇姿、雲を突き抜け、垂直上昇するF15イーグル…。航空自衛隊の戦闘機F15の元パイロットという異色の経歴を持つ航空カメラマン、赤塚聡さんが撮る空撮写真は迫力に満ちている。航空自衛隊岐阜基地の近くで育ち、幼い頃から憧れたF15の戦闘機パイロットとなり、意気揚々と百里基地に着任した赤塚さんが間近で見たドッグファイトの世界とは…(戸津井康之)

伝説のパイロットとの出会い

 百里基地での赤塚さんの直属上司であり、戦闘機パイロットとしての師匠、“ロック岩崎”こと岩崎貴弘さんは、なぜ伝説のパイロットとして名を馳せたのか。赤塚さんが解説してくれた。

 まだ、空自が旧式の戦闘機F104スターファイターを使用していたころ、最新鋭戦闘機のF15が米国からやってきた。模擬空中戦が行われ、岩崎さんはF104に乗ってF15と対戦。このとき、岩崎さんは常識を打ち破る飛行戦術でF15を撃破したのだという。

 「岩崎さんは機体の小さいF104の特性を利用。空戦中、レーダーを切って機影を隠し、F15の死角から迫り、レーダーをONに…。F104を正面から見ると鉛筆のように小さいですから、目視では機体の大きなF15の方が不利なんです。それにF15はF104に比べ、レーダー能力が圧倒的に高く、米パイロットは機体の性能を信じ切っていますからね。岩崎さんは様々な状況を分析しながら戦術を立てたのです。旧式の戦闘機に負けたことに米パイロットは大きなショックを受けたといいます」

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