産経WEST

【スポーツON&OFF】目標は野口みずき 女子マラソン10代最高記録を塗り替えた岩出玲亜の原点

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【スポーツON&OFF】
目標は野口みずき 女子マラソン10代最高記録を塗り替えた岩出玲亜の原点

横浜国際女子マラソンで、3位でゴールする岩出玲亜=11月16日、横浜・山下公園

 低迷続く女子マラソン界に楽しみなホープが現れた。11月16日の横浜国際女子マラソンで、初マラソンながら3位に入った岩出玲亜。ノーリツ(本社・神戸市)に所属する実業団2年目の19歳。2時間27分21秒の好タイムで走り、1997年に市橋有里がマークした10代選手の日本最高記録を塗り替えてみせた。

 練習でも30キロ走までしか経験がなく、37キロ付近で4人の先頭集団から後退。すでに両足にはマメができていたが、前を走るロティチ(ケニア)が遅れ始めると、「メダル、いけるって欲が出てきた」と奮起。3位に順位を上げた後も「時計車を見て、頑張れば27分台を出せるかも…」と力を振り絞った。「最後まで目標を持って走れた。楽しかったです」と初の42・195キロを振り返る表情にも充実感がみなぎる。

 12月8日に20歳の誕生日を迎える。10代最高記録の更新については「それはおまけのようなものです」と照れ笑いを浮かべたが、横浜国際を初舞台に選んだのも「10代のうちにマラソンを始めたい」という強い思いがあったからだ。指導するノーリツの森岡芳彦監督は「まだ早いんじゃないか」とも心配していたが、自らの意志をはっきりと貫き通した部分は、19歳らしからぬ芯の強さを感じさせる。

 そもそも、中学の卒業文集には「マラソン選手になりたい」と書いていたという。目標とするのは、同じ三重県出身でアテネ五輪金メダリストの野口みずき(シスメックス)。中学時代、近所の神社に「野口みずきさんの脚が早く治りますように」というファンの絵馬が飾られているのを見て、「私もこんな風に応援してもらえる選手になりたい」と思ったのがきっかけだった。

このニュースの写真

  • 目標は野口みずき 女子マラソン10代最高記録を塗り替えた岩出玲亜の原点
  • 目標は野口みずき 女子マラソン10代最高記録を塗り替えた岩出玲亜の原点
  • 目標は野口みずき 女子マラソン10代最高記録を塗り替えた岩出玲亜の原点

「産経WEST」のランキング