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【ビジネスの裏側】虫が良すぎる?ノーベル賞・中村氏の“復縁”申し出、“大人の対応”で拒絶した日亜化学…わだかまり示す証拠を発見

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【ビジネスの裏側】
虫が良すぎる?ノーベル賞・中村氏の“復縁”申し出、“大人の対応”で拒絶した日亜化学…わだかまり示す証拠を発見

文化勲章の授与式後に会見する中村修二教授。古巣の日亜化学工業に“仲直り”を呼びかけた=東京都新宿区

 ところが日亜化学が発表した公式コメントは冷ややかだった。「貴重な時間を弊社へのあいさつなどに費やすことなく研究に打ち込み、物理学に大きく貢献する成果を生みだされるようにお祈りする」。一見、やんわりと断っているように見えるが、日亜化学関係者は「社長を含め会社として中村氏と面会するつもりはない」と決意は固そうだ。

 「今更、仲直りしようなんて虫が良すぎるというのが、日亜化学の本音だろう」。同社のコメントについて、ある知財専門家はそう分析する。

 法廷闘争は和解の形で終わったが、日亜化学はその後、世紀の大発明を1人で成し遂げた社員に十分な報酬を支払わなかったというイメージが定着し「社会的なダメージは避けられなかった」(大手企業幹部)。前述の知財専門家は「青色LEDの製品化は中村氏だけの功績ではない。日亜化学の投資や、他の社員の労力も含まれている」とした上で「日亜化学側には、あの訴訟で中村氏に功績を独り占めされた恨みが募っていたはずだ」と推測する。

消えない禍根

 事実、日亜化学側には、中村氏に対するわだかまりが残っている“証拠”がある。同社の公式ホームページ(HP)にある知的財産権関連情報の一覧には、今でもこのような文面が記載されている。

 「(中村氏は)退職する直前には、主幹研究員という、当社では部長待遇の研究員だった。40代半ばだったが、給与は役員の平均を上回る額をもらっていた。常識的にみて、不当な処遇をしたとは考えられない」(一部省略)。

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