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西成・あいりんの簡易宿「大部屋規制」でピンチ…低価格、円安で外国人に大人気なのに

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西成・あいりんの簡易宿「大部屋規制」でピンチ…低価格、円安で外国人に大人気なのに

満室を利用者に知らせる大阪・西成のあいりん地区内にある外国人対応の簡易宿泊所。利用者の受け入れは限界に達しつつある

 1泊1千円台からという低価格に円安の追い風が吹き、外国人バックパッカーに大人気となっている「あいりん地区」(大阪市西成区)の簡易宿泊所(簡宿)。さらなる需要を見込み、外国人対応の施設を増やそうとする民間の動きに“規制の壁”が立ちはだかっている。客室の半分を複数人で使う「大部屋」にすべし-という大阪市の条例がそれ。企業からは「時代にそぐわない」と見直しを求める声が上がっている。(野々山暢)

 稼働率90%超 日雇い労働者の利用が主だったあいりん地区の簡宿に、新風を吹き込んだのが若手の経営者ら。平成17年に「大阪国際ゲストハウス地域創出委員会」(OIG)を結成。英語ができるスタッフを常駐させるなど加盟17軒で訪日客の取り込みを図っている。

 OIG主要8施設の25年の外国人利用者は約12万2千人に上り、19年の約5万2千人から急増した。このうち6施設では客室稼働率が9割を超え、受け入れの限界も迫っている。

 一方、日雇い労働者が高齢化して宿泊に来なくなり、経営に行き詰まっている簡宿も多い。旺盛な外国人需要に対応するには「経営難の簡宿を買い取って転用するのが理想だ」と、OIGに加盟する「ホテル中央グループ」の山田英範社長(37)は言う。

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