記事詳細
脱ガソリン車は進むか…エコカーの存在感はHV、普及の課題は電気自動車は航続距離の短さ 燃料電池車は価格の高さ
次世代型エコカーに新たな潮流が生まれる。電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)が先行するなか、「究極のエコカー」と位置付けられてきた水素で走る燃料電池車(FCV)が12月15日から一般向けに販売がスタートする。自動車販売店や家電量販店では、EV向けの充電器を備えた店が増え、HVにはガソリンと電気の両方を燃料にできる車種も登場。FCVの発売にあわせて、水素の供給ステーションの整備も進む見込みで、脱ガソリンの動きが鮮明だ。
充電器、家電量販にも
米電気自動車メーカー、テスラ・モーターズが大阪市西区に今月1日オープンしたばかりの展示場。テスラ車向けに200ボルトの普通充電器が据え付けられている。充電のやり方は、ガソリン車に給油するのとほぼ同じ。充電器から伸びた電気ケーブルの先の接続部を車の後部の差し込み口に入れ、充電する。
ガソリン車の給油と大きく異なるのは、時間が長くかかる点だ。同社主力のスポーツセダン「モデルS」は、1回のフル充電で約500キロ走行できる最先端EVだが、普通充電では5~6時間かかる。
経済産業省によると、一般的には、200ボルトの普通充電器なら約160キロ走行させるには約7時間の充電が目安。高圧で電気供給する「急速充電器」を使っても約30分かかる。
EVは、ガソリン車に比べて燃費に極めて優れ、環境負荷が小さいのが強みだが、航続距離の短いことで消費者に敬遠されてきた。





