産経WEST

サービス付き高齢者住宅 400棟超の大阪、なぜ突出? 経済の地盤沈下、生活保護受給者狙いも

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


サービス付き高齢者住宅 400棟超の大阪、なぜ突出? 経済の地盤沈下、生活保護受給者狙いも

介護大手・メッセージが運営するサービス付き高齢者向け住宅。24時間態勢でのスタッフのサポートに、住民は「安心できる」と話す=大阪市住吉区

 高齢化を受け、国が整備を後押ししている賃貸住宅「サービス付き高齢者向け住宅」(サ高住)。全国でも大阪が突出して多く、最新の統計では施設数が400件を超え、東京都を2倍近く引き離していることが分かった。「なぜ大阪で、と言われても、はっきり理由が分からない」と行政の担当者は首をかしげるが、背景に地盤沈下が叫ばれて久しい“国内第2の都市”の窮状が透けて見える。 

「終の住処」安心感

 大阪市住吉区の長居公園近くに、きれいな5階建てのワンルームマンションがある。玄関のオートロックから部屋の中まで完全バリアフリー。居室面積は25平方メートルで、ベッドを置いても広々とした印象だ。

 ここは介護大手「メッセージ」が運営するサ高住。介護スタッフが24時間常駐し、要介護5の人でも受け入れが可能だ。家賃、サービス費などを合わせて月額14万3800円。別料金で1日3回の食事サービスも受けられる。

 住人の野田栄一さん(91)は足が不自由で要介護4。老人ホームが見つからず、1年半前にここに移り住んだ。妻の和子さん(85)も隣の部屋を借りている。「何かあったときの安心感と毎日の食事が大きい。施設のように規則に縛られることもない。終(つい)の住処(すみか)と思っている」

このニュースの写真

  • サービス付き高齢者住宅 400棟超の大阪、なぜ突出? 経済の地盤沈下、生活保護受給者狙いも

「産経WEST」のランキング