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「道頓堀川を泳げる川に」 山間部と同レベルに大阪市が発表

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「道頓堀川を泳げる川に」 山間部と同レベルに大阪市が発表

橋下徹大阪市長が「泳げるぐらいの川にしたい」と意気込む道頓堀川=大阪市中央区

 大阪市は14日、道頓堀川などの水質を改善するため川への下水排出を止め、中浜下水処理場(城東区)で高度な濾(ろ)過(か)技術を導入すると発表した。橋下徹市長は「泳げるぐらいの川にしたい」と意気込み、平成32年ごろに箕面川など大阪府内の山間部を流れる川と同レベルのきれいな川を目指す。

 大阪市内では現在、処理能力の問題から一定量の雨が降ると、薄まった汚水の一部を川に排出し汚れの一因となっている。観光スポットの道頓堀では来年、開削400年イベントも予定され、水質改善は喫緊の課題だ。

 市は15年度から「平成の太閤下水」と名付けた下水道管(約4・7キロ、最大貯水量14万トン)の新設に着手。川に放流される汚水をいったんためて下水処理場に送る仕組みで、今年度末までに供用を始める。

 また、老朽化した中浜下水処理場の改修に伴い、極小の穴で細菌などを分離する濾過膜を処理槽に設置。処理後は透明度が高く大腸菌がゼロの下水になるといい、道頓堀川とつながった東横堀川に送水して浄化を図る。施設は32年度の完成を目指す。

 水質の環境基準はAAからEまで6段階あり、市内でA評価の川はなく、道頓堀川と東横堀川はいずれもB。今回の取り組みで箕面川(大阪府箕面市)や千早川(同府千早赤阪村)と同じA評価を目指すという。

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