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ボックスシート並ぶ最後の「急行形電車」ついに来春引退 JR西日本

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ボックスシート並ぶ最後の「急行形電車」ついに来春引退 JR西日本

向かい合わせのボックスシートが並ぶ最後の「国鉄急行形車両」475系の車内(大竹直樹撮影)

 向かい合わせのボックスシートが並ぶ旧国鉄の「急行形」電車の中で、全国で唯一現役で活躍していたJR西日本の475系電車が平成27年春に引退することが12日、関係者への取材で分かった。北陸地区の普通列車として“余生”を送っていたが、新型車両に置き換えられることが決まった。かつて日本中を駆け抜けた急行形の電車がついに表舞台から姿を消す。

 昭和30年代に登場した急行形車両は、デッキと客室が区切られ、向かい合わせのボックスシート(固定型クロスシート)が並んでいるのが特徴。

 庶民の長距離移動の定番だったが、次第に特急列車が増発されると、向かい合わせのシートはリクライニングシートを備えた特急形車両に見劣りするようになり、急行料金のいらない快速列車などに転用されるようになった。62年の国鉄分割民営化以降はローカル線の普通列車として第二の人生を送った。

 最後まで残ったJR西の475系は交流電化区間と直流電化区間双方を走行できる車両で、40年に登場。大阪と富山を結んだ急行「立山」などで活躍した。

 近年は北陸地区の普通列車に使われていたが、片側に2カ所しかドアがなく、通勤・通学ラッシュ時輸送に不向きだった。さらに老朽化が進んだため、平成27年3月のダイヤ改正で新型車両の521系電車に置き換えられることになった。

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