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幻の名車「びわこ号」44年ぶり復活、「中川家」礼二“念願”の本線走行は?

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幻の名車「びわこ号」44年ぶり復活、「中川家」礼二“念願”の本線走行は?

44年ぶりに走る姿を披露した京阪電鉄「びわこ号」=9日、大阪府寝屋川市

 昭和9年に大阪の天満橋と琵琶湖畔の浜大津を結ぶ直通特急として登場し、寝屋川車両基地(大阪府寝屋川市)に保存されてきた日本初の連接車、京阪電鉄60型「びわこ号」が9日、44年ぶりに車両基地内で復活運転を果たし、集まった約300人が“幻の名車”の乗り心地を楽しんだ。

 京阪電鉄などによると、びわこ号は昭和9年、天満橋-浜大津間を72分で快走する直通特急として新造された。浜大津では琵琶湖島めぐりやスキー船と連絡し、行楽客の輸送に活躍した。

 丸みを帯びた流線形の2両編成で、振動や揺れを軽減する構造が特徴。2つの車体が接する連結部分に1台の台車をおき、両方の車体を支える「連接」構造を日本で初めて採用した車両としても知られる。

 急勾配や急カーブの多い“山岳路線”の京津線との直通運転に対応した設計になっており、屋根の上には京阪本線で使用するパンタグラフと、京津線で使うポールの2種類の集電装置を備えていた。

 昭和45年の引退後は40年以上“幻の名車”となっていたが、平成21年には経済産業省が「近代化産業遺産」に認定。京阪電鉄と寝屋川市が23年から26年度中の復活走行を目標に「びわこ号復活プロジェクト」を進めてきた。

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