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【おおさか新発見】猛禽類とふれあえるカフェも!天神橋筋商店街 個性派店舗が続々オープン

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【おおさか新発見】
猛禽類とふれあえるカフェも!天神橋筋商店街 個性派店舗が続々オープン

こだわりの大阪土産をそろえた「天満天神MAIDO屋」=大阪・天神橋

【問題】日本三大祭りのひとつ、天神祭で有名な大阪天満宮の参詣道で、落語専門の定席「天満天神繁昌亭」にも近いのは天神橋筋商店街の何丁目でしょう?

 (想定問題)

(1)1~2丁目 (2) 3~4丁目 (3)5~6丁目 (4)7~8丁目

 高田郁(かおる)さんの人気時代小説「銀二貫」は、江戸時代の大阪・天満が舞台。寒天商に銀二貫で命を救われた武士の子が商人として成長する物語を軸に、大坂商人の生き方をさわやかに描いた作品だ。銀二貫は、大火で被災した天満宮再建のために寒天商が蓄えていた奉納金でもある。

 実際、天満宮は江戸時代に7度も火災に見舞われた。大塩平八郎の乱で全焼。その6年後、氏子らによって現在の本殿が再建されたという。

 早速、大阪天満宮に向かった。大阪市営地下鉄南森町駅で下車。天神橋筋商店街を南に少し下ると、「大阪天満宮参詣道」と書いた大きな提灯(ちょうちん)がぶら下がる。国道1号線を挟んで天満宮表参道までが2丁目、それ以南が1丁目。したがって正解は(1)ということになる。

 この日、天満宮は七五三詣での親子連れでにぎわっていた。境内北側には天満天神繁昌亭がある。このあたりは、かつて大阪有数の遊興地で、8軒の寄席が軒を並べていたそうだ。

 商店街には、行列のできるコロッケ店や合格パンが好評の菓子店など個性的な店舗がずらり。最近話題を集めているのが、こだわりの大阪土産をそろえたセレクトショップ「天満天神MAIDO屋」だ。

 トロフィーや旗などを販売する「エヌエス」が母体で、創業は昭和21年。3代目の店主、赤尾江里子さんが「大阪らしさや質の高さ、誇りを見失わないええもんを多くの人に伝えたい」と今年4月にオープンした。

 三十石船をイメージした店内には、注(ちゅう)染(せん)の手ぬぐいや天満切子などの伝統工芸品をはじめ、箕面ビールや柏原ワインなど店主自ら納得して仕入れた商品が並ぶ。新聞発行やイベントの開催も手掛け、「大阪のええもんと文化の発信拠点として、多くの人に楽しんでもらえる店にしていきたい」と話す。

 1丁目には昨年6月、フクロウと触れ合えるカフェ「フクロウのみせ」がオープンした。1時間の入れ替え制で、毎回満席になる人気ぶりだ。土・日曜の多い日には200人も訪れる。

 店内には、世界最大種のシベリアワシミミズクから小型のスピックスコノハズクまで二十数種類。触れ合い方の説明を聞いた後、写真撮影したり、腕や肩に乗せたりして楽しめる。

 猛(もう)禽(きん)類だが、おとなしくて愛くるしい表情に、思わず客の顔もほころぶ。20代の女性会社員は「仕事でストレスがたまっていましたが、すっかりいやされました。可愛いので飼ってみたくなりました」と話していた。

 繁昌亭の開業を機に、訪れる人が増えた商店街界隈は、地元客はもちろん、観光客も楽しめる街へと変わりつつある。(ライター橋長初代)

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