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「ファンに申し訳ない…」大阪ヨーロッパ映画祭、見送り 20年の歴史、市撤退で資金メド立たず

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「ファンに申し訳ない…」大阪ヨーロッパ映画祭、見送り 20年の歴史、市撤退で資金メド立たず

記者会見する大阪ヨーロッパ映画祭の実行委員長を務めたパトリス・ボワトーさん(中央)=8日午前、大阪市北区(村本聡撮影)

 20年にわたって欧州映画を紹介してきた「大阪ヨーロッパ映画祭」の今年の開催が見送られることになった。8日、映画祭の事務局が大阪市内で記者会見を開き、明らかにした。映画祭事業費のうち700万円を負担していた大阪市が実行委員会からの撤退を決めたほか、スポンサー不足など資金難が理由という。

 同映画祭は平成6年にスタートし、主に毎年11月の約1週間の期間に、欧州の最新作や名作などを上映してきた。昨年は、今年のアカデミー賞にノミネートされたベルギー映画「オーバー・ザ・ブルースカイ」など日本未公開だった映画も多数登場。関連イベントも開かれ、延べ約4万人が訪れたという。

 大阪市によると、同映画祭の昨年度の総事業費は約1800万円、同市はこのうち700万円を「分担金」として負担した。同映画祭の取り組みについて一定の評価をしつつも、昨年は子供向け、一般市民向けのイベントがほとんどなくなったとし、「市民に直接還元できる要素が少なくなり、税金の投入は厳しい」と撤退を決定。

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