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【浪速風】三振法なら事件はなかった(11月7日)

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【浪速風】
三振法なら事件はなかった(11月7日)

 米国に三振法という法律がある。重罪で2度有罪になると3回目はどんな犯罪でも終身刑になる。野球のように三振即アウト。犯罪ドラマで「これで3つなんだ。見逃してくれよ」と懇願するシーンを見る。微罪でも重い刑になるので議論はあるが、再犯の抑止、とくに常習犯に効果があるとされる。

 ▼大阪市北区で女性を刃物で刺して殺人未遂容疑で逮捕された中勝美容疑者は、京都府舞鶴市の女子高生殺害事件で逆転無罪になっていた。朝刊の産経抄が「小野悦男事件」との類似に触れていた。冤罪はあってはならないが、はたして無罪判決は正しかったのかとの疑念が残る。

 ▼中容疑者はコンビニで雑誌を万引した窃盗罪で服役し、9月に出所したばかりだった。殺人など複数の前科があり、もし日本に三振法があれば、まだ刑務所の中だっただろう。更生を期待するなら、再犯、常習犯にはもっと厳罰であるべきだ。被害者の無念より、被疑者の人権に偏りすぎていないか。

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