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【エンタメよもやま話】
USJを“札束で”パクる中国…北京に東京ディズニー超えパーク
ユニバーサルスタジオ・ジャパンの新エリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」が開業し、入場者であふれた=7月15日、大阪市此花区(甘利慈撮影)
さて、今回の本コラムはテーマパークのお話です。
関西でも、もはや単なるテーマパークの域を超え、関西経済の牽引(けんいん)役とまで言われる「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市此花区)をはじめ、米ロサンゼルスやフロリダ州オーランドなどで米映画が題材の「ユニバーサル・スタジオ」を展開する米娯楽大手「ユニバーサル・パークス・アンド・リゾーツ」が、中国の企業グループと共同で、北京に中国初となるユニバーサル・スタジオを開園すると10月13日に発表したのです。
しかし皆さん、よく考えてみましょう。既に以前の本コラムでも散々ご紹介したように、中国ではビミョーに顔が崩れたミッキーやドラえもんやキティーちゃんがはしゃぎ回る怪しい偽テーマパークや、世界の有名観光地を丸ごとパクった“パクリ街”が大人気です。そういう無節操なパクリ行為に目をつぶり、中国側の“誘致ラブコール”にホイホイ乗ってしまうのは、いかがなものかと思いませんか?。
というわけで今回は、北京にユニバーサル・スタジオが初登場する背景とともに、そうした数々の問題や疑問点にも迫ってみたいと思います。
世界5カ所目の「ユニバーサル・スタジオ」
10月13日付米業界誌ハリウッド・リポーターや米紙ロサンゼルス・タイムズ(いずれも電子版)など、欧米メディアが驚きをもって一斉に伝えましたが、この北京のユニバーサル・スタジオ、建設はユニバーサル社と北京首寰文化旅遊投資有限公司(BSHインベストメント)、そして中国の国営企業など計4社の企業体で行うそうです。
ユニバーサル・スタジオとしては全世界で5カ所目で、アジアではUSJ、シンガポールに続いて3カ所目で、開園時期など詳細は未定な部分が多いのですが、広さは約120ヘクタール、総事業費は33億ドル(約3500億円)と、大変な規模の施設となります。
実際、広さ約120ヘクタールというと、本家ハリウッド(172ヘクタール)よりは小さいですが、USJの2倍以上で、シンガポールのパークに東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)を合わせた広さとほぼ同じくらいというから驚きます。
