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【関西の議論】迷走する「でんでんタウン」 サブカル・風俗・免税・ビジネスホテルが進出…“顔のない街”に

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【関西の議論】
迷走する「でんでんタウン」 サブカル・風俗・免税・ビジネスホテルが進出…“顔のない街”に

サブカルチャーに関する店が目立つ日本橋のオタロード

 こうした状況を昔ながらの地元の関係者はどう見るのか。「日本橋筋商店街振興組合」の担当者は「一時期は電気店とサブカルチャー専門店が対立したこともあったが、結局は人が集まらなくては街ではなくなる。『電気』は街の看板ではなくなったが、どんな形であっても、お客さんに来てほしい」と、なりふり構ってはいられない窮状を明かす。

 昔ながらの電気店経営者らでつくる「でんでんタウン協栄会」の担当者も、治安が悪化するようなことを除けば、「街が盛り上がれば何でもいい」と話す。

 「昔の電気店経営者は、世渡り上手のめざとい人間が多かった。家電を置けば簡単に売れるから電気店をやっていただけで、実は電気に対するこだわりはなかった」とも。

 日本橋は、戦前は古書街として栄え、戦後の混乱期はラジオの部品屋から発展してきた歴史がある。現在も部品屋やパーツ屋などが多く残っており、同会は「『ものづくりのまち』『最先端の趣味のまち』として売り出せれば」という。

 街の変遷をつぶさに見てきた日本橋のフリーペーパー「pontab」の楠瀬航編集長は「家電業界は大手企業の寡占化やネット通販の浸透で、地場産業が淘汰(とうた)されてしまった。そんななかでも、独自の流通に強みを持つ地元資本の専門店は生き残っている。日本橋は都心の繁華街なので一定の立場は確保できるだろうが、大きな過渡期を迎えているのは事実」と話す。

 “顔のない街”になって迷走する日本橋はどこへ向かうのか。

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