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【スポーツの言葉たち 正木利和】監督もストレス社会に生きる中間管理職? ニンジン次第で采配もこんなに変る さて今夜は…

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【スポーツの言葉たち 正木利和】
監督もストレス社会に生きる中間管理職? ニンジン次第で采配もこんなに変る さて今夜は…

【プロ野球日本シリーズソフトバンク対阪神第4戦】 8回、投手交代を告げる阪神・和田豊監督 =ヤフオクドーム(撮影・安部光翁)

 「シリーズで胴上げしてもらえるよう選手に頑張ってもらいたい」プロ野球阪神・和田豊監督 

 プロ野球クライマックスシリーズを沸かせた一番の主役は阪神だった。セ・リーグ2位チームがファーストステージ1勝1分けで3位の広島を退け、ファイナルステージでも優勝チームの巨人に4タテを食らわせる圧倒的な強さを見せたからだ。

 そのときの言葉である。

 普通なら日本選手権(シリーズ)進出を果たしたのだから、敵地・東京ドームで胴上げとなるはずなのだが、なぜか和田監督が宙に舞うことはなかった。

 胴上げがなかった理由について、担当記者に聞いてみた。

 「巨人への配慮でしょう。チャンピオンチームはあくまでも巨人。だから、巨人の本拠地での胴上げを控えたということです。監督自身が選手に胴上げを断ったようです」

 なるほど、和田豊という人はなかなかわきまえた指揮官だと思う。

 「甲子園で一度上げてもらえばいいって言ってましたから」

 昨年のファーストステージでは、広島に完敗した。劣勢のときシーズンと同様、敗戦処理の投手をマウンドに送るという短期決戦にあるまじき采配(さいはい)で批判をあびたこともあった。

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