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【関西の議論】「在特会から逃げた」「あるまじき言動」…橋下氏、得意の「論戦」で負ったイメージダウン

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【関西の議論】
「在特会から逃げた」「あるまじき言動」…橋下氏、得意の「論戦」で負ったイメージダウン

10月20日に行われた橋下徹大阪市長と「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井誠会長の面談での主なやりとり

 一方、佐藤綾子・日本大教授(パフォーマンス学)は「橋下氏は面談に向けての構えが足りなかった」と指摘する。面談では桜井氏が橋下氏の発言を印字して持参したのに対して、橋下氏は手に資料などを持たずに臨んでいた。

 「桜井氏は事前に調べているから強い。橋下氏はほかにも山のように仕事を抱えているからシミュレーションをしていなかった印象を受ける。こういうときはケンカ腰にならず、桜井氏の気持ちを軟化させる必要があった」

 面談の動画がネットにアップされていることにも着目。「世間の人はおもしろがってリピートする。『けんか腰なのに警備に守られている』という印象を与え、特に若者の支持は得られない」とみる。

 さまざまな角度から分析する佐藤氏、藤川氏だが、いずれも面談の意義自体には「面談ではなく書面のやり取りで十分」(佐藤氏)、「成果はなかった」(藤川氏)と手厳しい。

統一選前の〝敵失〟 他党は歓迎

 市には面談終了直後から数日にかけて電話やメールが殺到し、その数は千件を超えた。「公職としてあるまじき姿だ」といった批判が大半を占め、「謝罪するべきだ」「辞職しろ」と求める声もあるという。

 「だいたいは『市長にお伝えしておきます』と言えば矛を収めてくれますが、『一般常識としてどう思うんだ!』『トップの発言について職員としてどう思うんだ!』と追及されることもありました」。電話対応に追われた職員は疲れた様子で振り返る。

 橋下氏は「僕がやろうとしていることは間違っていない。言葉遣いが駄目なら僕を落選させればいい」と批判を受け流すが、他党の在阪関係者からは来春の統一地方選前の〝敵失〟を歓迎する声も上がる。

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