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15年間で77億円分の不正取引か 架空取引で700万円着服 容疑で商社元社員を逮捕

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15年間で77億円分の不正取引か 架空取引で700万円着服 容疑で商社元社員を逮捕

 架空工事を発注して勤務先の会社から約700万円をだまし取ったとして、大阪府警捜査2課は28日、詐欺容疑で東証1部上場の機械商社「椿本興業」(本社・大阪市)元社員、籾井(もみい)新一郎容疑者(56)ら3人を逮捕した。

 同社によると、籾井容疑者は循環取引を利用した架空発注などもしていたといい、約15年間で関与したとみられる不正取引の額は約77億円にのぼり、1億円以上を着服したとされる。

 捜査関係者によると、3人は平成20年、架空の工事をでっち上げ、椿本から下請けの電気機器会社に発注させ、下請けに工事代金約700万円を支払わせてだまし取った疑いが持たれている。被害額の大半が3人に渡っていたとみられる。

 椿本の内部調査によると、籾井容疑者は同社中日本営業本部(名古屋市)で東海地方東部の営業責任者を務めていた。10年ごろから水増し発注を始めたほか、複数の取引先と循環取引を繰り返し、発注額の一部をキックバックさせていたとされる。昨年5月に懲戒解雇された。

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